フィーブル藩国 国立図書館

アクセスカウンタ

zoom RSS 物語で見る各国の戦争準備状況

<<   作成日時 : 2007/02/02 02:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

<シーン1:状況説明>

 その日、にゃんにゃん共和国尚書省、わんわん帝國宰相府で、それぞれ戦時動員が開始された。正体不明の敵らしき存在がそれぞれの領土に現れたのである。戦いが始まる。その予感に各藩国で緊張が走った。

 のんびりとした小国のフィーブル藩国でも、それは例外ではない。
 いや、他の藩国に比べると、もっと緊張しているかも知れなかった。

 なぜならば。

 一方方向に向かって直進する、正体不明の要塞艦。
 その進行方向にはフィーブル藩国があり、そしてフィーブル藩国が戦地となることが決定したからである。フィーブル藩国の国民達は、なんでうちみたいな小国が! と驚いて、そして悲鳴を上げることとなった。




イベント09用 物語で見るフィーブル藩国の戦争準備状況




<シーン2:藩王の間>

「ど、どうしよう……?」
 素直におろおろしているのは、フィーブル藩国の藩王、まだ幼い14歳のスフィア=ラスタリア=フィーブルである。この人物、頑張ってはいるのだが、まだまだ子供なのであった。

 その様子を見て、ちらりと遊々を見る王猫、パーカー。
 なにか言えと言っているらしく、それで遊々は、瞳を燃やしながら口を開いた。

(注:ちなみに遊々さんは、実のところフィーブル君の中の人なのですが、設定した藩王が自分とはあまりにも似てないということで、ゲーム的には存在しない元摂政ということで、ダブルロールしています)

「ひょっとしたら、第4世界と何か関係あるかも知れません」
 どうも聞く話によれば、わんわん帝国に現れるオズルやシフというのは、第4世界で使われた兵器(他世界品?)とのことらしい。
 だとしたら、このフィーブル藩国に向かっている要塞艦というのも……?

「遊々よ。ビアナ・オーマの要塞艦ということはないのか?」
「もちろんその可能性もあります。ただ、状況が精霊機動弾と似ているので……」
 ステージ4面は、不毛の大地で機動要塞アウドムラを撃破するステージだった。
 そして今回、要塞艦との戦地になるフィーブル藩国は、砂漠の国である。似ているかと言えば、まあ少しは似ているかも知れなかった。

「確かに、そうだな。我が藩国には聖銃使いなどいないが」
 あんた精霊やったことあるんかい、という読者のツッコミを無視するように唇の端を歪めるパーカー。苦笑するしかない。フィーブル藩国は、小国なのだから。

 こうしてはいられないというように、遊々は、藩王と王猫に背を向けた。

「……ええと。なにか作戦とか、あるんですか?」
 そう尋ねた若き藩王に、遊々は燃える瞳で答える。
「とりあえず、今は出来る限りのことを、やるしかありません。フィーブル様は、この事態で国民達が動揺しないよう働きかけて下さい」

「それで、遊々よ。お前はどうするのだ?」
「新型アイドレスのデザインコンペに出ます」
 燃える瞳の遊々。ロボ好きであった。ロボ大好きであった。

(注:ちなみにゲーム的には、遊々さんは国民として存在しないので、フィーブル君がデザインコンペに出ている。こっちも機体設計とか出来るらしい)

「うむ。ではフィーブルよ。お前はお前のすべきことをするがいい」
「……わっ、わかりましたっ! 頑張ります!」
 若きフィーブル藩王は、決意を瞳に宿して頷いた。



<シーン3:オアシス公園>

『みんな落ち着いて! 僕も落ち着くから!』
 そう書かれたポスターが、あちこちに貼られている。
 フィーブル藩王と、その隣りで威厳たっぷりに座している王猫パーカーが写っているそのポスターは、ここオアシス公園にも貼られていた。

「でも、この人数でどうしたらいいのかしら?」
 ポスターを見て、腕を組んでそう言ったのは、でかあさである。

「自分も戦力になればいいのですが……」
 入国してすぐにこんなことになるとはなあ、と思いながらそう言ったのは、つい先日、このフィーブル藩国にやって来たばかりの赤松遠心であった。こんな状況の時、祖父ならどうしただろうかと、ふと思った。

「なにか自分に出来ることとか、ありませんか?」
 その声に、二人が振り返れば、散歩中のジョン=ウォーカーが立っていた。
 彼も最近になってこの藩国にやって来た人物である。名前の通り散歩が大好きで、でかあさと赤松を見かけて、思わず声をかけたのであった。

「もちろん二人には期待してるわ♪ ここは小さな国なんだから、みんなで力を合わせないと、ね。でも無理はダメよ。いざとなったらシェルターに逃げないと」
 シェルターとは、フィーブル藩国にある国民避難用の施設である。

(注:まだ使えるかどうか芝村さんの判定とか貰ってません。るるるー)

 でかあさの言葉を聞いて、赤松は、ポスターに写っている藩王を見た。
 入国した時、この藩王に名前を呼び間違えられたことを思い出して、苦笑する。ささやかだが、それはこの小さな藩国での、彼の最初の想い出だった。

 そしてジョンも、村を飛び出してからの長い旅の果てに、この小国であるフィーブル藩国にやって来たことを、つい昨日のことのように思い返していた。いやまあ、実際にそれぐらい最近の出来事ではある。それでも、フィーブル藩国が滅んでしまうのは、間違っていると思っていた。

「とりあえず今は、待機がオシゴト。それと、落ち着かないと、ね♪」
 でかあさは、ポスターのフィーブルを優しく撫でて、笑みを浮かべた。
 そして、何か思いついたように素の表情になって、ポスターを剥がし始める。

「え、ええと? でかあささん?」
「そのポスター、どうするんですか?」
 なにやら呆然としながら、でかあさを見る二人。
 ポスターを綺麗に丸めて回収すると、でかあさはその場でセクシーポーズして、

「ひ♪ み♪ chu!」
 二人に投げキッスした挙げ句に、ポスター持って踊りながら去っていった。
 その場に取り残される二人。投げキッスが遅れて届いたのか、時間差で脱力した。
 なにやら疲れた表情の赤松とジョン。とりあえず顔を見合わせて、

「通報しましょう」
「そうしましょう」



<シーン4:政庁>

「……あ。なんか通報があったそうです。ポスター泥棒とか」
 政庁で書類仕事をしていた吏族のスピーカーが、そう言った。
 例の藩王&王猫のポスターの仕事をしているのだ。実のところあのポスターは、スピーカーがデザインしていたりする。本来は技族なのであった。

「なんですかそれは。でかあささんじゃあるまいし」
 などと酷いことを言っているのは、同じく吏族の戯言屋である。
 暇そうにデータ作って遊ぶのが趣味な男だが、さすがに今回の事態を聞いた時には慌てたようで、なにかの間違いだとか思ったらしい。だが現実は非情である。

「本当に、大変なことになりましたねー」
 しみじみと言うスピーカー。本当に予想外なのであった。
 フィーブル藩国には、自慢ではないが敵に狙われるようなものはまるでない。恐らく、例の要塞艦と戦う場所がフィーブル藩国になったのは、偶然なのだろう。

「うちの藩国も、通り過ぎてくれればいいのに」
「あ。それは自分も少し思いました。なんでこの藩国なんでしょうねえ」

(よそだったら良かったのに)
(もっと他の藩国とかでやればいいのに)

 なんだか心の黒い吏族達である(笑)
 しかし、そう思いながらも、スピーカーはポスター第2弾のデザインを考えていた。どういう風にデザインするかはさておき、そこに書かれる文章は、もう決めている。

「あ! そういえば、あさきさんと、サイさん、あといつも寝てるらしいアドニスさんにも連絡しとかないと! どうやって連絡取ろうかなあ。この場合、遊々さんと藩王殿、どっちに連絡を頼むのが設定的に正解なんだろう……?」

 戯言屋が言った三人は、フィーブル藩国の助っ人住人達である。
 遊々さんだかフィーブル藩王と盟約を結んでいて、普段は姿を現さないが、しかし、なにかあれば応援に駆けつけてくれるかも知れないという、この小さなフィーブル藩国を盛り上げてくれる大事な国民達なのであった。彼らの中には、すでにアイドレスで実戦(回廊突破作戦)を経験している戦士もいたりする。

「ちょっと訊いてきますので、ポスターのほう頼みますー」
「はい、わかりました。いってらっしゃいー」

 慌ただしく出掛ける戯言屋を見送るスピーカー。
 見送ってから、まだ真っ白なデザイン用紙を見下ろしてみる。
 スピーカーの頭の中で、あまりにも普通な、そして大事な言葉が浮かび上がる。

『共に和して、自由の旗に栄光を! みんな頑張ろう!』

 少し固いかな? と思ったが、やはりこれがいいと思うスピーカー。
 結局は、他の藩国が要塞艦との戦場になったとしても、そんなに変わらなかったんじゃないかなと、思ったのだ。なにせ、にゃんにゃん共和国なのだから。

 共に和して自由の旗に栄光を。
 そして、どんな結果になったとしても。
 みんなで頑張ってみたいと、スピーカーは思ったのである。



<シーン5:嵐の前のフィーブル藩国>

 正体不明の要塞艦との戦地になった、フィーブル藩国。
 この小さな藩国の未来は、果たして、どうなってしまうのだろうか?

 ………とりあえず、これからのフィーブル藩国の歴史に注目である。



(文:戯言屋)

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
● 目次 ●
● 国立図書館 ● ...続きを見る
フィーブル藩国/国立図書館
2007/02/06 21:03

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
物語で見る各国の戦争準備状況 フィーブル藩国 国立図書館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる