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zoom RSS ゼファー隊 隊員(西国人+パイロット+整備士2+ホープ)

<<   作成日時 : 2007/06/26 01:44   >>

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体格筋力耐久力外見敏捷器用感覚知識幸運
西国人−1+1+1+1
整備士2+4+3+4+3+3+5+5+5+4
パイロット−1+1+1−1
ホープ+2+1
合計
RD1.721.442.071.722.072.985.153.581.72

/*/

*整備士2の職業カテゴリ = ,,基本職業アイドレス。
*整備士2の位置づけ = ,,整備系。
*整備士2のみなし職業 = ,,<整備士>。
*整備士2の整備行為 = ,,整備行為が可能。#整備評価:可能:(器用+知識)÷2
*整備士2の整備補正 = 歩兵,任意発動,整備、評価+5、燃料−2万t。#整備評価:可能:((器用+知識)÷2)
*パイロットの職業カテゴリ = ,,基本職業アイドレス。
*パイロットの位置づけ = ,,パイロット系。
*パイロットのパイロット資格 = ,,搭乗可能({I=D,航空機,宇宙艦船})。
*ホープの職業カテゴリ = ,,派生職業アイドレス。
*ホープの位置づけ = ,,{パイロット系,コパイロット系,オペレーター系,ホープ系,義体系}。
*ホープの性別制限 = ,,着用制限(性別:男性)。
*ホープのパイロット資格 = ,,搭乗可能({I=D,RB,水上艦船})。
*ホープのコパイロット資格 = ,,搭乗可能(すべて)。
*ホープのオペレート行為 = 歩兵,条件発動,オペレート行為が可能。#オペレート評価:可能:(外見+感覚)/2
*ホープの帯同補正 = ,条件発動,({<エステル>,<スイトピー>,<エノラ>}のいずれか1名以上が帯同する場合での)全能力、評価+3。




長引く戦況と宇宙戦の増加が見込まれ、フィーブル藩国のパイロット部隊も強化を迫られた。

  現在のパイロット達は経験を積み、その技術は通常のパイロットでは到達し得ない動きをI=Dにさせることを可能とした。(※1)
しかし、生身の身体ではどうしても限界がある。過剰なGには身体が悲鳴を上げ、視界がブラックアウトする。そうした無茶がいつまで続くものだろうか。

  その上、ただでさえ小国のフィーブル藩国では人員不足のため、パイロットは整備士をも兼ねている。それはつまり、戦闘で疲れきり集中力を切らした者が整備すると言うことである。

  整備をするのにツナギではなく、パイロットスーツを着たままやってしまい、油汚れが落ちなくなった。

  手袋をし忘れ、指を切ってしまった。(指が痛んで、操縦ミスなどしたら目も当てられない)

  整備道具と抱き枕を、間違えて持ってきてしまった。

  この程度ならまだ笑い話で済む。しかし、整備ミスで死ぬようなことになってしまったら・・・。

 だが、これからもパイロット達には、今まで以上の激務を強いられるのは必然であった。激戦で倒れるのが先か、疲労で倒れるのが先か。それとも整備ミスによる死か。

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  パイロットの口からそういう皮肉が飛び出し始めた頃、その技術はもたらされた。

  「義体」である。しかもタイプは絢爛世界を救った希望の戦士の男性型、ホープを元にしていた。フィーブルの男性パイロットたちはそれを見て、勿論喜んだ。

  「自分達が希望の戦士を名乗るのはおこがましいが、それを目指すことはいいことだ」と。

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  義体に換えることにより、身体は丈夫になり、反応も早くなった。パイロットたちの基礎能力は生身の時に比べ向上し、ブラックアウトや失血、衝撃による気絶も少なくなった。
また、コパイロットやオペレート行為も可能と為り、運用の柔軟さがました。

  だが、義体に変えたことにより問題も生じてしまった。経験によって培った勘が、役に立たなくなってしまったのである。そもそも、彼らパイロットの精妙なそれは生身の身体で味わってきた経験の集積によるものである。それが義体に変わったことでずれが生じてしまった。(※2)

  例えば、I=Dを歩かせるとしよう。

  フットペダルを踏み込み、足を踏み出させる→生身の時よりも体格が良くなり、足が長くなったのでほんの少しだが踏み込みすぎる→歩幅が広くなる→バランサーが作動と同時にパイロットも姿勢制御→I=D行動不能

  通常、バランサーが作動するより、人間が早く反応することはない。しかし、義体ではそれが可能である。結果、おかしな恰好のI=Dが飛行場にまた一つ、となる。おかげでフィーブルの飛行場の地面はI=Dの転倒で削れ、整備工場は擦り傷だらけのI=Dで溢れかえることに為ってしまった。

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  パイロットたちはこの事態に頭を抱えた。元々、I=Dは金食い虫である。その上にI=D損耗率の上昇や、飛行場の整備し直しで追加予算の請求をしなければならなくなったのだ。
また財務部と遣り合わねばならないのかと、一同は暗い顔になった。


  だが予想に反して、財務部からはあっさりと追加予算の承認が出た。彼らからすると、パイロットたちの常軌を逸するI=D戦闘行動で消費する燃料費に比べれば、追加予算の額は大したことはない、というのだ。

  パイロット達からすれば、すんなり許可が出たことは喜ばしいことではあるが、微妙な気分である。暗に「君達の腕が落ちたお陰で、燃料費が浮いたよ」と言われたのだから当然だろう。

  財務に関わる人間からすれば、戦争により国庫は逼迫しており、今回の燃料使用量の減少はありがたいことであろう。

  だが、無理なI=D操縦をしないことでパイロット部隊から死者が出たり、国土が攻撃されるということを彼らは考えないのだろうか? 戦争では一瞬が戦況を左右することは幾らでもある。その一瞬を得るチャンスを、彼らは財政を盾に取り、見過ごせというのだろうか。

しかし、悪いのは彼らでは無い。彼らは彼らの職分の範囲内で判断を下したに過ぎない。
 
  「すぐに泣き顔に戻してやるさ」
 
  自分たちパイロットの証とも言うべきマフラーを握って言う。義体になってから、希望の戦士が着ていた太陽系総軍軍服を模した礼服を着るようになっていたが、パイロット部隊創設の頃からのマフラーを皆、普段から持ち歩いていた。

  それは共和国の中でも脆弱なパイロットと言われた小国の自分達が、他藩国にも見劣りしないまでになる為に努力した時を共に過したゆえに。そして、その努力を誇りに思うがゆえに手放さないのだ。

  「このマフラーに誓う。あの時のように、俺達はまた這い上がると!」

それは希望の戦士とは似ても似つかない泥臭さ。しかし、その眼差しは確かに、希望の戦士のそれであった。(※2)

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画像


  義体化推進計画の完了と同時に、宇宙戦艦建造の具体案が現実味を帯びた頃、幸運の女神ルーディスの名を取った部隊の名が変わることになる。

新しき名は「ゼファー」。人々は彼らを『希望と幸運を呼ぶ風』すなわち「ゼファー」と呼ぶ。


※1・・・名パイロットの特殊 I=D、RB、航空機での戦闘時、あらゆる判定は×1.50(評価1)される。のこと


※2・・・名パイロットとの入れ替えで、※1の特殊能力が失われただけでなく、器用と外見の評価値が1下がった。この3つの変化をそれぞれ勘のにぶり、細かい操作ができなくなった、泥臭いということで表現した。



余談(という名のおまけ)
 なんでもそうであるが、量産や常設にする前に必ず試作や、実験をするものである。

 同じように義体の技術が手に入ったからと言って、いきなり全員義体化、という訳には行かない。当然、まずは試しに誰か一人を実験的に義体化することでデータを取得し、安全確保をしなければならない。

 そこである男が実験に名乗りを上げた。その男、刻生・F・悠也と言う。

 実験は無事成功に終った。安全性は確かめられ、実験結果のデータを元にしてパイロットの義体化計画は推し進められた。

 だが、性能はともかく、ある問題が見つかった。義体化したパイロットは黒髪女性を見ると妙に奮起し、カッコいい所を見せようとするのだ。

 
画像


 「金髪だろ、金髪。これぞ浪漫」という者も一部には居たが、大部分のパイロット達は黒髪に反応していた。

 勿論、誰の影響かは言うまでも無い。当の本人は気付かないふりで、
「いやぁ〜。みんな、やっと黒髪の良さに気付いたか」
と馬鹿発言をする始末。

 西国人が灰色の髪であることから、現在、彼は多くの女性を敵に回している。彼が刺されるのも時間の問題であろうと、陰ながら囁かれている。
 
 口は災いの元、である。

現在の『黒髪乙女を愛し隊』メンバー
刻生・F・悠也
戯言屋
赤松遠心
でかあさ
(表明順)



約2700字

イラスト: おおとり フィーブル 刻生・F・悠也(一部加工)
文章:刻生・F・悠也

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