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zoom RSS 小村佳々子(ACE)

<<   作成日時 : 2007/07/07 22:40   >>

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名前:小村佳々子(ACE)
要点:眼鏡・三つ編み・頭が良さそう・制服姿
周辺環境:撃雷号
評価:全能力18
特殊:
小村佳々子は学生、パイロット、名パイロット、スターファイターとして見なし、これらの持つ全ての特殊が使える。
小村佳々子はAR0になるとARが10まで回復する。この効果はゲーム中1度だけ発生する。
→次のアイドレス:・鬼魂号(ACE)・自由号(ACE)・スターファイター(職業)

*学生は戦闘時AR7以下の際に任意の評価を×2.25(評価2)補正することが出来る。
*パイロットはI=D、航空機、宇宙船のパイロットになることが出来る。
*名パイロットはI=D、RB、航空機での戦闘時、あらゆる判定は×1.50(評価1)される。
*名パイロットはI=D、航空機、RB、宇宙船、艦船のパイロットになることが出来る。
*スターファイターは航空機、宇宙艦船を操縦でき、またこのコパイロットになれる。
*スターファイターは航空機での戦闘時、あらゆる判定は×3.38(評価3)される。



少女が落ちてきたのは、薄暗い倉庫の中だった。

 巨大な何かが、その体をキャッチする。その際、バキとかメキとか嫌な音が聞こえたが、別に少女の体にそれほどの痛みがあったわけではなかった。多少なりとも身体は打ってしまったが。

「いたた……何?

 少女を受け止めたのは巨大な手だった。

「って、?」

 視線でそれを辿っていけば自ずと腕へ、肩へと目が行き、最後にロボットでそれとがあった。

 「うわ…!」

 巨大なロボットであった。気が遠くなるほど巨大な外見。胸の前で受け止められたはずなのに、そこから上だけでビルほどの大きさがあった。

「キミが、助けてくれたの?」

 答える代わりに、ロボットが優しく輝いた。少女はそれがイエスだと、論理ではない何かで理解した。

 少し深呼吸をして状況を整理してみる。
 そうして、自分が上から落ちてきて、このロボットに助けられた事だけは推測で理解できたが、それで状況が改善するわけでもない。

「その…下ろしてほしいんだけど…」

 しかしロボットは、今度こそうんともすんとも言わない。何となく、ではあるが困っているようにも見えなくも無かった。
 それでもう一度見れば、ロボットは全身を機械に繋がれて固定されており、彼女を助けてくれたであろう片腕だけが、無理やり引き剥がしたように壊れていた。

「無理して…助けてくれたんだ…」

 ロボットがまた明滅した。
 このロボットは自分で動くのだろうか。何となくこのロボットは怖い物ではないと、少ない根拠で思った。そして少なからず壊れてしまったロボットに対して、申し訳ない気持ちで一杯になった。また、自分のせいで誰かが傷ついたと…

「おいG改が動いてるぞ!」
 そこに遅れて、しかし大慌てで、にゃーにゃーとやってきたのは、人と猫だった。
「…猫?」
 鳴き声を聞いて下を恐る恐る覗き込んでみると、人と猫がやっぱり上を見上げて驚いている。自分を見て彼らは更に驚いたようだった。
「人にゃ、人がいるにゃ!
「作業着を着てないぞ、ここは立ち入り禁止のはずだ!」

「あのー、ここに居るのはその、事故と言うかー。謝りますから誰か下ろしてくださいー」

 現場は大騒ぎになった。地獄の釜をひっくり返したような騒ぎである。

「ど、どうなっちゃうんだろう?」

 ロボットは答えない。とは言え、ビルの様に高いロボットの掌の上ではどうする事もできずまちぼうけることしばらく、作業員達が救助に来た。
 体が固定されて、良く見ればまだ内部の機械が露出している…恐らく造りかけの、ロボットは無表情な瞳で、でも優しく見下ろしているだけだった。

「あの……ありがとう」

 少女は壊れてしまった事を謝ろうと思ったが、最初に口をついて出たのは、無理をしてでも助けてくれた、ロボットへのお礼の言葉だった。
 でも、そのロボットは、やはり腕を下げただけでモノを言う事はなかった。そして、しばらく眺めたあと、満足げにその瞳を閉じた。

 そのロボットの名を、G系大型I=D1号機改/全自動消火消防災害救助システム自由号と言った。
 その全自動消防車に助けられた少女の名前は、小村佳々子と言った。

 それは運命の出会いであった。



/*  数時間後  */




 「うフフ。どっちがババかしらねぇ」

 でかあさの手に握られた二枚のトランプを見つめる刻生・F・悠也

 「くぅ・・・。右、いや左、いやしかし左・・・」

 その顔には脂汗さえ浮かぶ。苦しむ顔がまた堪らない、とでかあさうひょひゃひゅひぇ、壊れた笑いを始める
 長い下が、濃いメイクが、その怖さをより一層演出している。負ければ街角喫茶店でステーキ奢り。決して負けられない戦いがそこにはあった。

 ここはフィーブル藩国国民登録申請所カウンター。国民申請を受け付ける役所。役所ではあるのだが随分前から新しい国民が来ていない為、すっかり暇な場所であった。悲しい。

 今日、でかあさはその閑職の当番。刻生の方は近くを通りかかって話し相手になっている内に昼ごはんをどっちが持つかトランプで賭ける、そういう風に丸めこまれた。
 最初はもちろん渋る真面目な刻生。だが言葉巧みに引きずり込み、勝負科目まで自分の得意なものへとしてしまい、刻生はこうして脂汗を浮かばせる始末となった。

 ・・・というか暇とはいえカウンター遊んでるのは結構な問題だろう。摂政藩王に見つからない事を祈る。

 「あのぉ・・・」

 そんな二人に声が掛けられる。ありえない事がおきる。現実時間にして4ヶ月はこの仕事、閑職だったのだ。声が掛かる事なぞ、ほぼ無い。
 声をかけてきたのは黒髪眼鏡三つ編みの少女。ある意味の男のツボ、ドストライク
 その少女は困ったように二人を見つめている。
 だがそんな視線にも声にも欠片も気づかない二人アホ二人

 「ぐふぅ・・・こっち、いやこっち!」

 脂汗を浮かべながら必死に頭を働かせる刻生。その困る刻生を見ながら更に笑い、壊れ行くでかあさ
 あひゃひぇ、の笑いが更に別の物へ変わろうとした瞬間、

 「あのぉお!」

 近くにいた変態の耳に思いっきり声を掛ける少女。ある意味、度胸がある。

 「フヒョッファフェッ!!」

画像


 思わずでかあさ、右のカードを落とす。はらり、表を向け床をすべるカード。jokerが、そこには笑っていた

 刻生、残ったカードを引く。

 「・・・俺の勝ちだな」

 すっきりと、男の顔で勝利宣言。

 「・・・そうね、偶然とはいえ、アタシの負けね」

 寒い財布を抱え、次の法官出仕は多めに働こうと決意するでかあさ。

 「あのぉ・・・」

 そんな二人をみる少女でかあさはクルリと振り返ると業務用の優しげな顔に切り替えた。

 「はいはい。何かしら?家の近くにスズメバチの巣でも出来た?駆除するわよ」

 実際あまりの閑古鳥の鳴きように、そんな雑用もこなしている。悲しい。

 「あ、あの、いえそうじゃなくて…」
 「なに?何かの申請書類の書き方がわからないとか?それとも何か苦情関係?法律相談ならアタシでよければするわよ?」

 他にも近隣住民のなんでも相談所も普段からやっている。

 「えっと滞在申請をお願いしたいんですけど…」
 「そう滞在申請・・・滞在申請・・・鯛剤新西・・・たいざいしんせい・・・大罪神聖・・・」
 「はい、滞在申請です。もしかして書類とか審査とか、色々必要ですか?」
 「んーーー、刻生さぁーん。滞在申請の書類って何処だかわかるぅ?」

 あんまりの新規国民の来なさにちょっとボケている。

 「んー?これだなぁ」

 こっちもこっちで驚きすぎて平然と業務を手伝う刻生。しかしその顔は呆然としている。

 「はい、じゃあ座ってこの書類を書いてね。太枠の中だけでOKよ」

 椅子に座り、書類を書き始める少女。その名前が埋められた時、二人は更に驚く。

『小村イイコ』

 フィーブル藩国2人目ACE滞在、開始である。



次回予告

轟く爆音!空を覆う黒煙!
圧倒的な脅威が、にゃんにゃん共和国の前に、わんわん帝國の前に立ちはだかる!
誰もが希望を失いかけたその時、遂に新たな希望が覚醒する!

熱い想いを胸に秘め、死をも殺す拳で悪を討て!

次回『その名は自由号』ゲキライパーンチッ!

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TO BE CONTINUE?


イラスト:フィーブル
文責:でかあさ、へぽGS(前半部) フィーブル(監修)

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2011/08/07 05:35

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