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zoom RSS 電子妖精の開発(イベント)

<<   作成日時 : 2007/07/11 22:31   >>

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L:電子妖精 = {
 t:名称 = 電子妖精(アイテム)
 t:要点 = ディスプレイの傍で羽を休める妖精
 t:周辺環境 = モニター
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *電子妖精のアイテムカテゴリ = 非消費型アイテムとして扱う。
  *電子妖精の位置づけ = プログラムとしてみなす。
  *電子妖精の効果1 = 電子妖精は情報戦行為を行う場合、評価に+10の修正を与える。
  *電子妖精の効果2 = 電子妖精を保有する組織は生産・消費フェイズの時に、10億の収入を得る。
 }
 t:→次のアイドレス = 電子妖精軍の開発(イベント),航空機・高性能自律戦闘機の開発(イベント)
 t:→次のアイドレス(*AD) = 高位電子妖精(アイテム),燃料噴射制御システム(技術),電子の女王(アイテム),サイバートリガー(職業)




「よし、これの処理を頼む。そうしたら一休みしよう」
「はい、了解です」

 座っていたモニターから飛び立ち、笑みと共にサイハッカーの周囲を唄いながら空中を舞い始める実体なき少女がいます。

 余分な情報子の残滓を蝶の燐粉の様に撒き散らしながら、ばらばらの0と1を組み上げ、優美なるデータへと変換していく様は幻想の世界に迷い込んだようです。

 彼女こそは、フィーブル藩国のサイハッカーが生み出した電子の妖精。
 electronic fairy 略して ef (エフ)と呼ばれる存在です。

画像



 ここに一枚の書類があります。すべての始まりはこの一枚からでした。

/*/

 情報処理サポートプログラム開発計画(重要)

 目的:オーマとの戦いにおける情報戦重要度の増大による、サイハッカーへの負担の軽減

 概要:情報収集や処理のサポートのみならず、精神面や健康面へのサポートも可能な情報知性体の開発

 赤オーマとの戦闘において、わんわん帝國越前藩国 ハッカー部隊の有用さが示された件は別紙レポートにある通りである。

 また、先のFEG部隊救出作戦に於いてオーマが、情報戦を仕掛けることも確認された。

 そして、我々が最終的に目指すであろうパーフェクトワールドは宇宙にあり、宇宙戦が再度予想される。

 以上の3点より、サイハッカー部隊の戦力増強の必要性は自明の理である。

 しかし、職業アイドレス置換は既にパイロットと猫の2ラインが進行中であり、これにサイハッカーも加えるだけの余力は我が藩国にはない。

 よって、サポートプログラムの開発による底上げを提案するものである。

/*/

ミラルダ(以下、ミ):「こんばんは、ミラルダ・ショーレルです。今日はフィーブル藩国の最新技術にして新たなる仲間、『ef』開発秘話がテーマとなります。ゲストとして『ef』 の主要開発技術者の一人である「おおとり」さんをお招きしております」
 「おおとりさん、今日はよろしくお願いします」

おおとり(以下、お):「はい、よろしくお願います」

ミ:「それでは、開発経緯をVTRで見て行きたいと思います」

 オーマたちとの戦いも佳境に入り、より一層戦況は厳しくなっています。勿論、兵士達の疲労の積み重なりや戦力不足もあり、各藩国はそれぞれ打開策を講じていました。

 フィーブル藩国では、パイロット部隊は義体化を推し進め、猫部隊はブータ氏による修行、そしてサイハッカー部隊はサポートプログラムの開発により、ハッキング、オペレートの強化を図ることになりました。

 しかし、具体的にサポートプログラムと言っても、どういうものをつくるべきか。様々な案が議論の俎上に上ることになります。

 最後に残った案は、フィーブルの誇る人工知能(以下、AI)技術の集大成を作ろう、というものでした。

 フィーブル藩国独自のAIとして、初めての産声を上げたのは『撃雷号』でした。本来なら撃雷号に搭載されたAIは、MAKIに見られるネットレース(プログラム知類)のレベルには程遠く、知類とのコミニケーションは問われたことに応えるのがやっと、というものでした。

 しかし、何故か撃雷号は完成時には、知類との言語コミュニケーションが出来るようになっていました。

 当時の撃雷号開発者の一人である へぽGS氏はこう語ります。

「ええ、あれには驚きました。寡黙なAIだったことも、気付くのが遅れる原因だったのですがね。FVBでの核爆発、あったでしょ? あの時、撃雷号から『はやく自分を完成してくれ』って言われたんですよ。普通のAIじゃ、自分からそんなこと言い出しませんよ、心がなきゃ」
(※1)

 その後、完成と同時に撃雷号は失われました。今でも、何故撃雷が心を持つに至ったかは諸説ありますが、現在も判っていません。
 しかし、機体こそ失われましたが、撃雷号の詳細なデータは残っており、その後も第6の絢爛世界の技術を取り込みつつ、AI研究は進められてきました。(※2)
 こうして、撃雷号の子供とも言える『ef』が産声を上げることになりました。


ミ:「このAI研究はefによって結実する訳ですが、何故AI案が採用されたのですか?」

お:「そうですね、ひとつは藩国独自の技術を活かしたかったこと。もうひとつは精神面の理由からですね」

ミ:「精神面、と言いますと?」

お:「コミュニケーションを取ることでの、ストレスの発散です。あの子たちはマスターの好みを察して、心や外見が成長していきますから。任務外の情報収集もマスターの好みに応じたものになります。自分と似た性格で話題が合う人との会話は楽しい物ですよね?」

ミ:「なるほど」

お:「他にも、efはマスターの健康管理も行なう訳ですが、『カロチンが足りないから、にんじんを食べなさい』と言われるよりも、『マスターはカレーが好きですよね? 今日はカレーにしましょう。健康の為、お野菜たっぷりで』と言われた方が素直に従えますよね?」

ミ:「確かにそうですね。しかし、感情があると人間のように作業にもむらが出てくる可能性は無いのでしょうか?」

お:「仰るとおりです。しかし、あの子達はあくまでもプログラムですから、むらはあっても人のようなミスをする事は無いですね。それよりも、感情を持つがゆえに、基本スペックを凌駕することが度々あることに注目してもらいたいです」

ミ:「感情を持つことによるデメリットよりもメリット面の方が大きい、ということですね。では、先ほど話題に出た成長について見て行きましょう」

 efは幼少期と成長期を経て、最後に成年期となります。

 まっさらな状態、幼少期のefは、6〜8歳ぐらいの外見と知能を持っています。知識で必要なものは既にインストール済みであり、ただ作業をサポートする分には何の支障もありません。
 この状態ではまだ男女の性別はなく、この時期のコミュニケーションが性格に大きく反映されます。


 しばらくすると、外見が14〜20歳ぐらいへと変化していきます。ただし、稀に幼少期のままで外見が固着する場合もあります。
 大抵、この時期に性別が決定されます。マスターが男性だと女性、女性なら男性という訳でもなく、性別がどうなるかはまちまちです。
 アドバイスも的確となり、気遣いもできるようになるので、マスター側もこの頃にパートナーとして認識するようになります。

 そして、成年期に至り性格と外見が固定されます。知識や知能の発達は続きますが、性格や外見に大幅な変化は見られなくなります。

 efは学習成長型AIであり、個体によって性格、外見、服装、話題と様々な違いがあり、100人のマスターが居れば、100通りのefができあがることになります。
 それゆえ、機能や得意分野も違い、それぞれマスターの長所を強化、または弱点の補強をするような性能を獲得します。
 勿論、処理の仕方にもそれぞれの個性が出る事になり、同じ行為をするとしても、あるものはダンスであったり、あるものは目を瞑りながらの鼻歌であったりします。

ミ:「マスターや環境にefはかなり左右される、ということですね」

お:「ええ。基本的に愛情を持って接したefは、マスターに好かれるように成長しようとします。サイハッカーたち自身が千差万別なので、efもそうなるということですね」

ミ:「では、もしサイハッカー部隊の中に悪事を働こうと言う人が居た場合は・・・」 

お:「ええ。ひどいサイハッカーに育てられたefは、犯罪を犯すこともありえます」

ミ:「それは困りますね」

お:「ただし、efの成長具合を見ていれば、マスターの人となりも判ります。言ってみれば、efはマスターの映し鏡ですね」

ミ:「なるほど」

お:「また、法官、護民官に拠る対処もされつつあります。そのうち、一家に一人という風になるでしょうね」

ミ:「それは楽しみですね。では、最後に法官、護民官と言う立場でefに携わるお二人のお話を聞きつつ、今日はお別れとさせていただきます」

 フィーブル藩国法官 でかあさ氏
「勿論、efちゃんたちも罪を犯したら、人と同じく裁きますわ。でも、それはefちゃんたちにも権利を認めるから」

 フィーブル藩国護民官 ぽるぼーら氏
「ええ。ですから、法官の裁きに対し護民官はefにもそれが不当で無いか調査し、そうであれば救済を行ないます」

ぽ:「フィーブル藩国はありとあらゆる生命を尊重し、これを受け入れる」

で:「その主義に従ってね」



画像




 ナレーション:刻生・F・悠也
 画像提供、ゲスト:おおとり
 協力:へぽGS、でかあさ、ぽるぼーら

 制作:FHK(フィーブル・放送・協会)

※1・・・http://feebleclan.at.webry.info/200705/article_13.html
※2・・・http://www.kenran.net/worldview02.html
約3300文字

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