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zoom RSS アイドレス世界の設定に対する面白い考察のコラムとイラスト 自分の国の下着のうんちく編

<<   作成日時 : 2008/04/30 06:34   >>

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<アイドレス世界の設定に対する面白い考察のコラムとイラスト 自分の国の下着のうんちく編>

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 フィーブル藩国では、淑女の着用している下着を野郎が覗くと極刑である。
 ここで「酷っ!?」という読者と、「当然」という読者のどちらが多いか大変に興味のあるところだが、これは大昔の話であった。というよりフィーブルという国も存在しなかった時代のことである。とりあえずコラムということで、簡単に説明してみよう。

 その砂漠と海に挟まれた西国人の国は、当時もやはり国民も生産力も財政も豊かではなかった。ささやかな漁業と、オアシスを中心とした農耕と放牧によって細々と生活しており、衣服は頭を覆うターバンやスカーフ、肌を露出させないワンピースのような貫筒衣に、下着は主に質素な布を巻くなどしていた。現在と変わらない至極普通の弱小国だったのである。

 しかし当時、この国以外の周辺地域では、戦争が起きまくっていた。
 なのにどうして、この吹けばそのまま青空に滑空しそうな、まともにやれば2日で制圧できそうな、武装がバナナでも勝てそうな小国が無事だったのかというと、軍事的にも地理的にも、政治的にも経済的にも、なんら全くどこにも侵攻するメリットが皆無だったからだと、後に発見された王の手記には(とても複雑そうに)書かれている。まあ、運が良かったのかも知れない。

 しかし戦争の発生は、それだけで犯罪率の上昇を意味する。
 その時期、周辺地域で子供や女性の人攫いが急増したことに危機感を抱いた当時の王は、国内の治安強化と、そして簡単に説明すると「女性の衣服や装飾などは、ひたすら地味なものとすること」という、だいぶ頭の悪そうな法を発表した。

 本人は、お? そこそこ斬新な法じゃね? と得意気に思ったらしい(と手記に書いてあった)のだが、しかし当然というか何というか、女性国民の支持率は、それはもう極端に下がりまくった(笑)

 だがまあ、どんな法でも、法は法である。
 それに、ただでさえ地味な国が、さらに地味な国になったところで、地味な国は地味な国。
 そんな感じで女性国民も諦めムードだったが、しかし商人達は、そうとは考えなかった。
 要するに、見た目さえ地味なら問題ないのである。

 そこで、まず美しいデザインや飛び抜けて高価な下着が、他国から大量に流れるようになった。
 さらには国内でも新しくそれらが生産されたり、また、貫筒衣の服の襟や袖口などの目立たない部分用に、小さくて地味だが、しかしよく見ればそれが美しいと分かる意匠を凝らした高級ボタンなど、とても控え目な装飾品が、たちまち大流行したのである。

 このあたりは、決して自らが目立ってはいけないメードに通じるものがあるのかも知れないと自分は思ったのだが、残念ながらメード文化の流入に当該する資料などは、現在発見されていないので、恐らくは商人の宣伝などによるものが主流かと思われる。実際のところ、この時代から衣服を扱う商人達の活躍はめざましく、特に女性の下着類などは、現代でも普通に水着感覚で露天に、ずらーっ、と並べて売ってあったりする。

 だがまあ、そういう流行が発生すると、それはそれで軽犯罪が起こってしまった。
 まあ、なんというか、こういう流行が起こって、野郎共も刺激されたわけである。

 具体的には、未成年の覗きが横行した。 ……流行ってしまった(笑)
 いや笑い事ではない。実際のところ問題だったのである。派手に宣伝が行われたからというのも理由のひとつだろうが、週単位だけで馬鹿にならない被害報告が王城に届いたのである。純朴な国民性には少しばかり刺激が強かったらしい。ある意味で大変残念というか、幼年期の終わり的な瞬間かも知れない。

 で、「もうお嫁に行けない!」の報告数に、ついに王は怒った!
(落ちた支持率もちょっぴり回復できるかも知れないぞ、と手記に書いてあったりはするが)

 ここで王は、また極端な法をまとめて、発表した。
 ひょっとしたら斬新な法とか作るのが好きだったのかも知れないが、まあ、それはそれとして。
 その発表された法というのが、(もうお気づきかと思うが)冒頭の、「淑女の着用している下着を野郎が覗くと極刑」というものなわけである。ちなみにこの結果、問題の軽犯罪のほうはというと……

 ピタリと、止んだ。

 まさに無風。さすがに無茶な法ということで約半年後に廃止されるまでの間、ついに一件の事件さえ発生しなくなったという。まあその……とても分かり易い国民性……なのかも知れない(笑)

 この出来事が、後のフィーブル藩国に見る、「勇気と無謀は似ているようでまるで違う」という考えや、「誰かが傷つくようなことをしてはいけないし、それは阻止しなくてはならない」という国民性が、魂として受け継がれたのではないかと自分は思い、このコラム作成のために歴史研究者に意見を求めたところ、「んなわけあるかあああ!!!」と大変タメになる専門的な意見を頂いたことを、最後に記しておく。

(絵:戯言屋@フィーブル藩国)
(文:戯言屋@フィーブル藩国)

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