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zoom RSS ウイザードヘッドセット(アイテム)

<<   作成日時 : 2009/10/26 06:00   >>

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ウィザードヘッドセット

ウイザード級の情報戦使いのための軍事用ヘッドセット。
ヘッドセットを起動すると、以下の文章が必ず表示されるようになっている。
「あなたは努力していますか? 努力することを、忘れていませんか?」




L:ウイザードヘッドセット = {
 t:名称 = ウイザードヘッドセット(アイテム)
 t:要点 = たくさんの情報,AR,ヘッドセット
 t:周辺環境 = フィーブル藩
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *ウイザードヘッドセットのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。
  *ウイザードヘッドセットの位置づけ = ,,,{非消費型アイテム,装備,頭に装備するもの、宝重}。
  *ウイザードヘッドセットの特殊能力 = ,,,バンドする部隊の情報戦の評価修正の半分を攻撃の評価に加えられる。
 }
 t:→次のアイドレス = 洗脳装置(アイテム),ドラッグクテル注入装置(アイテム),遠隔操縦型ロボット(アイテム),アバター(ACE)


初期配備数3 このアイテムは量産出来ない。



簡単な目次:

<ウイザードヘッドセットの概要>
<フィーブル藩国と情報戦>
<ウイザードヘッドセットの設計思想>
<ウイザードヘッドセットの機能(AR技術とその他)>
 ・地形や人物情報に対しての情報付加
 ・詳細な立体情報の投影
 ・データグローブとバーチャルキーボード
 ・民間のAR技術の制限と犯罪対策
 ・たくさんの情報とヘッドマウントディスプレイ機能
 ・音声入力機能
 ・視点ポインター機能
<ウイザードヘッドセットの機密性について>
<善きウイザードの出現を祈って>



<ウイザードヘッドセットの概要>

 ウイザードヘッドセットは、フィーブル藩国の情報戦使いの情報戦強化のために開発された、情報戦使い専用の軍事用ヘッドセットである。マイクやイヤホン、ヘッドマウントディスプレイ、小型カメラなどの装置で構成されており、TLOなどの超技術に頼らず、地上戦闘情報共有システムとのデータリンクの他に、AR技術、音声入力、視点ポインターなど、第一世界での既存技術を応用した、情報戦技術的に新しい試みが行われている。地上戦闘情報共有システムと同じ国家機密扱いのヘッドセットであるため、民間への供給、他国への輸出・貸与や技術供与は禁じられている。生産個数は製造工程で管理されており、常に使用者分しか存在しない。



<フィーブル藩国と情報戦>

 にゃんにゃん共和国の藩国。北海島に位置する小国、フィーブル藩国。
 クーリンガンと戦うために現れた孔明先生によって農業が始まり、最近では穀倉地帯が広がっている、そんな藩国である。ターン14でこの藩国は重編成による情報戦部隊を編成し、聯合を結んだリワマヒ国からの派遣人員(炎の料理人+行政士官)による協力を始め、帝國の情報戦国家である越前藩国の情報戦部隊と同国のEAIシステムによる連携によって、犯罪組織や敵対組織に対して数々の情報戦を行い、ターン14における情報戦では全てに勝利している。

★T14フィーブル藩国・藩国部隊編成 <フィーブルサイバー部隊>
 http://feebleclan.at.webry.info/200903/article_5.html
●レンジャー連邦のバッジシステムのハッキング対策:難易度34
・4月14日 アイドレス掲示板 11:57 r:による情報戦行動
 http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=2043
●ペルセウスアームとセプテントリオンとの繋がりの調査:難易度55
・4月16日 アイドレス掲示板 14:43 EV142の情報戦による合同調査
 http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=2306
●セプテントリオンの同時多発攻撃での対情報戦:難易度70
・5月17日 フィーブル新聞社 21:43 5月16日の戦い
 http://feebleclan.sakura.ne.jp/sinbun/news.cgi?mode=allread&pastlog=0001&no=618&page=0&act=past#654
 http://feebleclan.sakura.ne.jp/sinbun/news.cgi?mode=allread&pastlog=0001&no=618&page=0&act=past#655
●犯罪シンジケートに関する調査:難易度未確認
・8月24日 アイドレス掲示板 14:57 犯罪シンジケートに関する調査
 http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=4770
●謎の組織(黒いドーム関係)の情報戦調査:難易度65
・9月3日 アイドレス掲示板 14:53 うさんくさい敵性組織に対する情報戦(r:実行)
 http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=5039

 当時の<フィーブルサイバー部隊>の情報戦評価は、リワマヒ国の支援や越前藩国とのEAIシステムによる連携によって、情報戦69。部隊編成時には「情報戦69もあれば、あと数ターンは問題なく情報戦で勝てるだろう」とフィーブル藩国の摂政は考えていたし、実際のところ情報戦評価69という数字の大きさに越前藩国の摂政と相談を行ったこともあったのだが、しかし、2009年5月17日に発生したセプテントリオン大攻勢の際には、難易度70という情報戦が発生した。多くの犠牲(チャンスボール3個)を払い、辛うじて勝利を掴む結果を収めたものの、情報戦国家における危機感は強く高まった。アイドレスのルール上、ターンが進めば敵も強くなって難易度が高くなる関係で、今後、難易度70以上の情報戦が来る可能性は充分にあり、それを強く懸念したのである。
 
 そして、それは現実となった。予想を超える悪夢として。
 ターン15では情報戦使いのクーリンガンという凶悪な存在の登場により、情報戦難易85という絶望的な壁が立ち塞がったのである。実際、この難易度が初めて提示されたEV151において、フィーブル藩国の摂政は、驚愕を通り越して絶句したという。そして、ニューワールドにおける情報の優位性は大きく失われてしまったのであった。出撃における情報戦成功率は著しく減少し、情報戦国家は苦難の局面を迎えることとなる。そうした背景もあり、フィーブル藩国では情報戦部隊の強化として、大型PCの導入や、ウイザードヘッドセットの開発が行われたのであった。
 
 ……また、帝國の情報戦国家であり、過去多くの情報戦において共同作戦を行った越前藩国がクーリンガンによって襲われたという報告が、最後の一線を越えさせることをフィーブル藩国に覚悟させたという話もある。共和国の藩国のひとつ、フィーブル藩国。越前藩国にはまだ遠く及ばないこの情報戦使いを擁する小国が、復讐の牙を剥き出しにして、逆襲を誓ったのである。



<ウイザードヘッドセットの設計思想>

 このウイザードヘッドセットの設計思想は、ウイザード級の情報戦使いを出現させることにある。
 フィーブル藩国で発生したTLOによる裏返り事件などの教訓から、設計者は「優れた技術を持つ人間こそが優れている」という考えを否定して、「技術は人を導くだけで、技術を使いこなそうと努力するただの人間こそが本当に強いのだ」ということを、証明しようとしている。このヘッドセットの設計者は、人間の可能性が無限であることを信じており、結果として、使い手の努力に合わせて性能を上げるという、ただの人間の限界を試すようなヘッドセットが開発された。具体的には、指の他に、声と眼を情報戦における入力要素として取り入れて、さらなる入力限界の壁を破ろうと試みたのだが、今のところそれらは補助機能として扱われている。

 「技術は人を導くだけで、技術を使いこなそうと努力するただの人間こそが本当に強いのだ」という、その背景には、ただの人間が、優れた技術も絶技も使わずクーリンガンと正面から戦って打ち破った、あの孔明先生の伝説や、技術力の暴走が招いた裏返りによる絶望が藩国を覆った時、国民達を率いて戦った雷鋼将軍の眼差しを、設計者が覚えていたという物語があるのかも知れない。設計者は以下のように語っている。「我々は本当に努力しているだろうか。努力することの大切さを、忘れていないだろうか」と。技術の向上に対抗して、このヘッドセットは人間の性能を底上げするための努力が行われているのかも知れない。



<ウイザードヘッドセットの機能(AR技術とその他)>

 このウイザードヘッドセットには、さまざまな機能の他に、開発されたAR技術が利用されている。
 AR(拡張現実)とは、VR(仮想現実)と似た用語であるが、こちらは主に、現実空間上に情報を付加させる技術のことである。第一世界でも色々な分野で実用化が進んでおり、これをフィーブル藩国が現実感の喪失やTLOなどの危険域に細心の注意を払いながら発展させたものである。

 ウイザードヘッドセットは、ディスプレイ内部の視界情報から特徴点を自動抽出して他のヘッドセット使用者と共有し、または地上戦闘情報共有システムのデータとリンクすることによって位置情報の取得機能を高めることに成功している。これらの処理能力については、各情報戦使いの処理能力の他に、大型PCや、予定されている超大型PCからの情報処理能力が主に利用される予定である。基本的にフィーブル藩国の今後の技術力によって、ウイザードヘッドセットはさらに優れたアイテムへと進化するであろう。AR技術以外の機能も含めて、このウイザードヘッドセットによってどのような行為が可能なのか、以下のような使用例を紹介してみる。

・地形や人物情報に対しての情報付加
 ウイザードヘッドセットを介した視覚情報で見ると、例えば市街地であれば、それぞれの建物がどういった建物なのかの詳細情報が、空中に浮かんだAR情報によって瞬時に表示される。これらは視界に合わせて表示され、もちろん視界が動けばそれに合わせて建物の情報を表示する位置も動く。また、目的地までの複雑な移動ルートに関しては、目の前の地面にAR情報によって誘導ラインが引かれていることだろう。これに沿って歩けば間違いなく目的地に到着することが出来るし、方角を確認したい時には、空に東西南北の文字が浮かんでいるということも出来る。夜空を見上げて星を見て、あれはどんな星座か気になった時は、AR情報を利用すれば、星々の間に線が引かれて、その星座の名前とその伝説が浮かび上がるだろう。

 戦場では、例えば銃弾が飛び交う戦場で、指揮官が、かなり細かい移動による連携を指示したい時などは、AR情報によって具体的な移動ポイントが表示されることによって、明確に各部隊への指示を行うことが可能だ。さらに立体地図上の各部隊の人間に対して、名前や階級、どこの部隊でどういった指示を受けて行動しているかなども、わざわざ確認するまでもなくAR情報で提示されているものを見れば、すぐに確認できるだろう。ただし、敵の情報戦によって改竄を受ける危険性については厳しく考慮しなければいけない。AR技術は決して万能たり得ないことを心に強く刻んでおくことが大切である。

・詳細な立体情報の投影
 AR技術は現実空間上に対して情報を付加させることが出来るが、これはデータさえ用意すれば、かなり精密な映像を立体的に観察することが可能である。さらにデータに地面との位置情報や、何らかのアクションをプログラムすれば、かなりの実感を持った情報を現実のように体感することが出来る。

 戦場では、例えば、敵の機体の注意点や弱点などを説明する際に、データがあれば実際にその場にその機体があるかのように表示されて、より具体的な説明が可能になるだろう。地図はAR技術によってミニチュアのように立体的に浮かび上がって表示されて、建物の高低差の把握や、最適な待ち伏せや追い込みポイント、敵の進軍の予測などを、空から見下ろしたような視点で確認することが出来る。

 もっと綿密で詳細なデータがあれば、自分の視界に対してその場所の情報を全て上塗りすることで、本当にその場所に立っているかのように体験することが出来るだろう。ここまで来るとVRになってしまうが、これを情報戦で攻撃的に応用するならば、サイボーグや機体の視界情報に、現実と変わらない偽物の周辺状況を送りこんで錯覚させることも出来るだろう。もちろん、周辺状況でなくても良い。防御的に応用するならば、そういった相手の視界に対して「誰もいない」情報をAR技術で上塗りすることで、自分がいないかのように錯覚させることが出来るだろう。他にも、戦場で恋人の顔を見たい時などは、写真よりもさらに立体的で現実感のある恋人の等身大立体映像が目の前に現れて、自分に微笑みかけることも出来るかも知れない。ただし、敵の情報戦によって、こちらも改竄を受ける危険性については厳しく考慮しなければいけない。AR技術は決して万能たり得ないことを心に強く刻んでおくことが大切である。

 また、これらは、実際のところ情報産業の新しい可能性としても、大きな可能性を秘めていることを忘れてはいけない。例えば、現実にありえないペットプログラムを用意すれば、地面を歩き回る自分だけのペットを作ることも出来るだろうし、データグローブがあればそれらに触れることも出来るかも知れない。ポインターを使えば空中に落書きをすることも可能であり、特定の相手にしか見えないよう設定すれば、ちょっとした文通も出来るだろう。市街地を歩けば、広告などが立体的に飛び出して否応なく視界に飛び込んでくるかも知れないし、雨が降ってきたと思って慌てたらAR情報だった、という悪戯も出来るだろう。ただし、ウイザードヘッドセットの機能的には、情報戦におけるデータを立体的に表示し、それを共有したりすることが主な目的として使用されるだろう。また、ヘッドセットによって視界がそのままモニタの変わりになるならば、それだけで多くの情報を捉えることも出来るだろう。

・データグローブとバーチャルキーボード
 以下は、例えば戦場でキーボードが破損してしまった場合の予備として考えられているものである。
 フィーブル藩国の新素材の開発によって、光ファイバー素材の研究が行われているが、この光ファイバー素材を用いたデータグローブとの組み合わせによって、AR情報に触れてみるという試みが行われている。例えばボールである。運動力学がプラグラムされているAR情報のボールを、指の動きや位置情報を記録し反映するデータグローブを使うことによって情報を共有させれば、このボールに触ることが出来る。

 そして、現在キーボードが破損した時などの予備として考えられているのが、バーチャルキーボードである。赤外線センサーによるバーチャルキーボードについては第一世界で開発されているが、これをAR情報で再現したものであり、データグローブとのデータリンクにより、AR情報のキーに触れればそのキーを入力したのと同じアクションが起こるよう設定されているものである。ヘッドセットを通して視界に投影されるキーボードなため、当然ながらヘッドセットを付けていないと見えないが、キーボードを携帯する必要がなくなり、さらにはバーチャルキーボードがデータ上の存在であることから形状を任意に設定することで、ユーザーに最も適したキーボードを使うことが可能である。高機能ハンドヘルドのような片腕に装備する物ではないため、両手でタイピングすることが可能である。

 使用には訓練が必要だが、形状を超高速入力用キーボードにしたり、さらにそれを左右に分割してグローブのような形状することで、両手を前に出さなくてもタイピング出来るようになったり、慣れれば移動しながらタイピングを行うことも可能かも知れない。

 ただし、ここからさらなる付加情報をバーチャルキーボードに与えることが出来なければ、結局はキーボードと性能は同じ……いや、ヘッドセットとデータグローブが必要なことを考えて、さらには訓練で慣れる必要があることから、このバーチャルキーボード機能はウイザードヘッドセットの機能的には、予備という扱いになっている。物理的に破損せず、コーヒーをキーボードに零す心配をしなくて良いという点については、かなり良いと思われるのだが。どうだろうか?

・民間のAR技術の制限と犯罪対策
 AR技術は既存技術であり、映像を通してのみ確認できるものではあるが、目に見えて分かり易くインパクトのある新しい情報技術分野であり、フィーブル藩国の情報産業に対する新しい可能性として道が開かれている。しかし同時に、これらは悪戯や犯罪に非常に利用され易いという危険性もある。とはいえディスプレイのような映像を介さなければいいのだが、こうした危険性から、民間の情報産業によるAR技術の開発や流用について、フィーブル藩国政府では審査や、警戒の監視を行い続ける方針であり、電脳犯罪の発生に対しては断固とした措置を行うつもりである。また、現実感の喪失を起こす可能性があることにも注意を払っており、民間の高度なAR技術やVR技術の開発に対しては、これも必ず審査が設けられる予定だ。

・たくさんの情報とヘッドマウントディスプレイ機能
 ウイザードヘッドセットは、基本的にヘッドマウントディスプレイと同じ機能を持っており、これはそのままパソコンでいうところのモニタの代わりとして使用することが出来る。モニタと比べれば軽量で、携帯性に優れ、また同じウイザードヘッドセットを使用する情報戦使いと情報共有を行うことも可能だ。モードを切り替えることで、外の情報を確認することも可能であり、映像の像を遠くに表示させるなどして、眼の疲労を抑えることにも成功している。また、機体のパイロットの新しいヘルメットの機能としての応用も検討されている。

 AR技術によって現実空間上に情報を提示し、またヘッドマウントディスプレイの機能によって立体的な奥深さを備えることによって、視界全てがモニタとなった情報戦使いにとっては、たくさんの情報を視界いっぱいに表示させながら、文字通りの情報の海で戦うことになるだろう。

・音声入力機能
 ウイザードヘッドセットには、指からのキータッチ入力に加えて、マイクによる音声入力機能が備えられている。このマイクは連絡やオペレートという基本的な用途以外に、喋った言葉がそのままテキストとして入力される第一世界でも存在する既存技術を応用したものであり、訓練による圧縮言語によって入力を行うというものである。しかし圧縮言語はまだ研究が途中の分野であることから、主に通常入力指示の補助または予備の扱いとして運用が予定されている。例えば、タイピングしながら「明日の北海島の気象情報を視界右端の作業の邪魔にならない場所に10秒間だけ表示」という意味の指示を喋ることで、自動で気象情報がちらっと表示されるわけである。これだけを見れば大したことに思えないかも知れないが、たくさんの情報を同時に処理しなければいけない際には、この音声入力の補助を加えた僅かな効率の差が、情報戦での勝敗を分かるかも知れない。

・視点ポインター機能
 情報戦では、僅かな入力時間の差が勝敗を分けることも珍しくはない。1分間に何百文字もの入力を行うハッカーにとっては、マウスなどは遅すぎるデバイスではあるが、ウイザードヘッドセットには、赤外線LEDによる視点ポインター機能が付けられている。この視点ポインター機能は、簡単に言うと小型の機器でユーザーの目の動きから目線を認識して、ディスプレイ上の見ている場所にポインターを表示させる機能である。目線に合わせてディスプレイ内をポインターが移動させて、音声入力や瞬きの設定によって左右クリックなどの役割を果せるわけである。これは主に、戦闘で両手が吹っ飛んでも、喉と目が無事なら最低限の入力を行うことが可能になるということを目的とした機能であり、音声入力同様、ウイザードヘッドセットの機能としては補助的な機能となっている。



<ウイザードヘッドセットの機密性について>

 このウイザードヘッドセットは、地上戦闘情報共有システムと同様、フィーブル藩国の最高機密事項である。
 当然ながら民間への技術流出や、国外への輸出などは固く禁じられている。また、敵からのハッキングなどに対する、外部からのプロテクトの他にも、敵に奪われた場合も考慮して、声紋やパスワードによる認証機能も導入されており、各ヘッドセットには管理番号が振られ、使用者や使用目的などは全て記録される。使用者については技術や身元が保証されている人間以外は使用禁止であり、使用後の他にも定期的なソフト面、ハード面でのチェックが行われることになっている。

 開発や生産、テスト工程のスタッフも厳選されて、その個人情報は完全に秘匿されており、開発や研究系などのデータは全て小型記録端末および紙の資料にコピーされて、フィーブル藩国政府で厳重に管理と保管が行われている。また、地上戦闘情報共有システムと合わせて、メンテナンスの他に研究スタッフによるバージョンアップが随時行われることで、さらにウイザードヘッドセットは情報戦使いにとって有用なアイテムとなるであろう。



<善きウイザードの出現を祈って>

 以下は、誰かの走り書きのメモである。

 情報戦。それはゲーム的には、概ね数字の大小で決まってしまうような、そんなものである。だが決して負けられない戦いでもある。負けられないのだ。情報戦は、その勝敗による影響が大きすぎる。そしてニューワールドにたった2国しか、前線で戦える情報戦国家は存在しない。もし越前藩国が倒れれば、ニューワールドにおいてフィーブル藩国は情報戦の最後の砦となり、フィーブル藩国が折れれば、それで全ては終わりである。これは冗談でもなんでもない。この小さな弱い藩国が、最後の砦なのだ! 自分たちのあとには誰もいない。誰もいないのだ。我々は勝たなくてはならない。負けても良い戦いなど存在しないと誰かが言っていたが、その通りだ。かつて越前藩国の摂政はターン15で、こう語った。「情報戦の優位とは制空権のようなものだ」と。我々は守るために戦うべきであり、それはフィーブル藩国的には、なんら間違っていないだろう。打つべき手は打った。これよりフィーブル藩国は、情報戦国家としての本領を発揮するだろう。電子妖精、電子の女王、大型PC、予定されている超大型PCの支援に加えて、フィーブル藩王の許可によって、ウイザードヘッドセットの支給と、バトルハッカー計画、情報士官の育成と、全てが動き出した。我々は人々を守ろう。人々の情報を守ろう。世界が滅びるその瞬間まで、善きハッカーであり、善きギークであらんことを。そして願わくば、情報戦使いの希望となるような、善きウイザードの出現を祈る。



イラスト:フィーブル
文章:戯言屋

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情報士官(職4)
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フィーブル藩国 国立図書館
2010/11/01 23:49
ぶっちぎり(技術)
バトルハッカー。 それはフィーブル藩国情報軍に所属する、情報戦歩兵の名である。 最速で動いた指先が、ARで作られた仮想キーボードを叩く時、彼らの戦いは始まるのだ! 合言葉は―― ぶっちぎりだぜ!! ...続きを見る
フィーブル藩国 国立図書館
2013/02/13 23:20

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