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zoom RSS フィーブルクラン(人):第1章

<<   作成日時 : 2011/06/05 00:59   >>

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第1章

第1章 フィーブルクラン


 今でこそ、フィーブルクランはクランを名乗ってはいるが、それを始めたのはつい最近の事である。
始まりの彼
 最初は、フィーブルという名さえ無かった。

 始まりは、一人の少年(もしくは少女)からだった。
 彼は、ダンジョンの道案内であり、パーティの誰かがミスをした時、身代りとなるのを役目とした。

 ブロンド。碧眼。少年だか少女だか良く分からない風貌。年の頃は、10を過ぎた頃。
 出番はそこそこあったが、生還率は壊滅的だったと補足しておく。



 時が経つにつれて、クランのメンバーは次第に増えていった。
 過去で、未来で、現在で。ファンタジーで、伝奇で、SFで。

 ― 旅先の危険を教えてくれる村人。
 ― 薬草を分けてくれる名もなき少女。
 ― ただの人が良いだけの生徒会長。

 共通点は、無力である事。物語の主役でない事。ヒーローを導き、支援する存在である事。
 そのあり様は、物語の上で語られる決戦存在に良く似ていた。

 彼らは、七つの世界ではない何処かの世界の住人達である。しかし、観測できない世界は存在しないのと同じである。故に、ここまでも、ここからも、物語のお話である。



黒金の巨人
↑こんなのも造った
 クランに一大転機が訪れたのは、フィーブル重工グループが誕生した時だった。

 それは、1機の戦闘兵器を目的地にかっ飛ばす事ができる兵器3機分のブースター(注:片道用)を作成したり、一発撃つと相手は死ぬ武器は壊れるなウルトラキャノンを作ったり、こんな事もあろうかとカスタム機を建造したりする会社である。扇風機とかも作る。あ、美味しいレーションも作った気がする。
 アイドレス的に言うなら、裏マーケットであり、ヒーローを支援するのが役目であった。

 はちゃめちゃで、何時も採算など考えておらず、そもそもグループである事がおかしい様な会社であったが、それ故に幾つもの世界の危機を赤字と引き換えに粉砕した。
 決めゼリフは、ぼったくりだろ。「いえ、赤字です」である。

 この時を持って、クランはフィーブルという名を持った。それは彼らのファミリーネームとなり、チームとしての意味を持つ様になった。そして、そこには彼(もしくは彼女)の姿もあった、社長令嬢?として。

 更にこの時を持って、フィーブルクランの王となる存在、オリジンが建造された。
 彼は、蒼穹の鋼の翼を持つ全高15mの巨人……に封じ込められた補助AIである。彼自身は、何ら実行力を持たないが、力なきものの心の輝きが夜明けの様に明るい時、体の中心で燃え上がり始める時、眠りから目覚め、全力稼働を開始する。そう言う存在である。
 O.V.から始まる何処かのシステムに似ている気がするが、偶然の一致である。ちなみにアイドレスには、参加できてないので倉庫の隅でいじけている。



 クランの戦いは続いた。誕生以来休みというものが存在しない宿命を持っている。
 その目的は、徐々に明確となり、ヒーローを導くという側面を強くしていった。フィーブルの理念≒某機動戦士の理念になっていったのは、この辺りである。
元摂政
↑こいつとか

 だが、その結果として、分裂も起きている。
 フィーブルクランは、その性質上巨悪に対して無力だからである。故に、直接的な武力を持ってこれを殲滅する事を成そうとする者が離反した。彼らは、自らフィーブルの名を捨てた。
 己の心の弱さゆえに見返りを求めぬ善などないと信じられないヘタレどもに、ここに他人(ひと)の痛みを自らの痛みと感じられる者がいるのだと示すのだ……というその口ぶりから分かる様に、一周回ってけっこう過激な奴らである。

 道は違えど、表舞台に立つ事となったクランの人々は、時空を超えヒーロー達と共に世界のありとあらゆる悪と戦い続けた。

 ――バッドエンドによって壊滅するその時まで。

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