変態疾走

 走る際は、足を前に出す事よりも手を振る事が大事だそうだ。手を振れば足が勝手に動きだす、らしい。
 ま、物事は決して一つだけで成り立つわけではないし、仮に一つに見えたとしても中では数々の物が存在するわけだ。そう考えると全ての源たる1とは何か、疑問に思えてくる。

 (長距離を走ってる時って妙に考え事しちゃうわよねぇ)
 走りながらそんな事を考える。
 サイレンの音。

 『待てっこらこの変態』
 後ろから拡声器で怒鳴られる。

 文族でかあさ、いや、変態でかあさ、
 彼はただいま、警察官さん達と絶賛!鬼ごっこ中だ。

 「あたし何も悪い事して無いわよ~」
 『善良な国民の皆様からの通報だぁあ!変態が藩王様のポスター撫で回して盗んで行ったっってな!』
 かれこれ30分、ケーキ大会などでも使われる大街道を走り回っている。

 「あぁ~確かにそれは通報されてもしょうがない状況ね~。」
 『判ってんならとっとと捕まれ!』
  警官、アホに付き合わされて半ギレである。

 「ん~、お断りするわ!」
 『んだとぉ!?』
 「だって、追い駆けられたら逃げたくなるんだモン♪」
 付き合わされる警官さん、本当にご苦労様。恨むんならポスター盗む、なんて天啓を与えた誰かを恨んで下さい。

 結局その30分後、仕事中に無理やり召喚された戯言屋によって
 ウェスタン ラ吏(リ)アットから筋肉バスターを決められ、騒動は終結をみるのだった。

(文:でかあさ様)

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